多種多様な人々、そして文化が集まる渋谷。本案件は、その地域性から『渋谷CROSSING』をコンセプトとしてリニューアルしました。これは銭湯をアートやイベント、ワークショップなどを開催する場として貸出し、新たなコミュニティーや地域との繋がりが生まれる空間となることを意図しています。イベント開催時は室の一体的利用が可能となるよう男女の脱衣室間を可動式家具としました。また、新たなアーティストの作品発表の場として更新されていくことを前提として設置された店内外2つのペンキ絵キャンバスは、この店の文化的交流イメージを象徴しています。今後運用の充実により、多様な文化的交流が展開、発展していく場として銭湯が地域に貢献し、より身近に楽しんでもらえる施設になっていくことを期待しています。入浴設備としては、軟水利用のお湯と炭酸泉、そして水風呂チラーを新たに導入することで全体にアップグレード。現代の都市型健康志向のニーズに対応しています。